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うつ病になるには原因がある|病魔に打ち勝つ術

うつ病の原因を知る

医療

原因を知り治療を行う

うつ病が起こる原因としては生活環境の変化や職場における人間関係が挙げられます。これらの原因により気分が優れない、何もやる気が起きないといった症状が現れます。うつ病となっている患者においては体内にも変化が現れます。そのひとつが脳内の神経伝達物質です。人間の喜怒哀楽は脳の神経伝達物質の分泌によってコントロールされています。うつ病になると、この神経伝達物質の分泌がうまく行われなくなるので、感情をコントロールすることが困難な状態に陥ります。脳内の神経伝達物質にはたくさんの種類がありますが、うつ病に関係しているものとしてはセロトニンやノルアドレナリンが関係しています。つまり、ストレスなどだけで判断するのではなく、脳の状態も確認することがポイントと言えます。職場の人間関係やストレスなどは脳の神経伝達物質の減少をもたらす原因であるということです。うつ病の治療というと患者の話をよく聞き、自信を持たせることと考える人もいます。確かに患者本人が社会復帰を目指して取り組むことは大事です。ただ、気分が沈む原因として脳内環境が関係している以上、脳の環境を正常な状態に戻すことも必要です。つまり、うつ病の治療では脳内の環境の正常化と、患者の周辺の環境の見直しが行われます。脳内の環境を正常化させるためには抗うつ剤と呼ばれる薬剤を使用することが一般的です。抗うつ剤は使用することによってセロトニンやノルアドレナリンなどの分泌を正常化する働きがあります。それによって患者自身の状態をもとに戻すものです。最初のうちは薬剤の効果によって症状の改善を図ります。そして症状が安定してきたら徐々に投与する薬剤の量を減らしていく治療が行われます。これは、いきなり投与を中止すると体調に変化が起こることがあるからです。このため、脳内の環境を正常化するための治療は長期間続くことになります。大事なことは抗うつ剤を投与しているから、それに任せるということではなく医師や家族が患者とコミュニケーションを取ることです。そうすることによって患者自身も自信を取り戻して、治療に前向きに取り組むことができるようになります。つまり、病院を選ぶときには患者とのコミュニケーションを重視しているかをチェックすることがポイントです。長期間になる治療なので医師との信頼関係を築くことが大事であり、そのためにはしっかりとしたコミュニケーションが欠かせません。病院の口コミなどを参考にするとさまざまな情報を知ることができます。